限りない日々の逃走劇

主にtacicaを褒め讃えるためのブログです

さよならバズーカ 今年も残りあとわずか

今年も残りあと僅かとなりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、今年ダメだったな~と一年を振り返り、おそらく来年も2年後もk+1年後もダメだから数学的帰納法から考えるにダメ^2な人生だな~などと無益な穴掘りにいそしんでおります。

塞ぎこむくらいならばと寒風吹く街に出れば、先日までクリスマスツリーが生い茂っていた売り場に門松が竹林を成しとる訳ですよ。
イベント好きな衆愚たちめ!

移ろいゆく全てのものに心の中で中指を立て、書店で「アンデッドガール・マーダーファルス 3」を買って帰宅しました。

 

.......虚しい。何もかもが。
こんな虚しい気分を晴らすには笑うか音楽を聴くに限ります(アンデッド(以下略)読めよ)。

そしてその両方を満たしたい時に聴くのが水中、それは苦しいの「さよならのバズーカ」なんです。

 


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始まって5秒で、毛量を60%カットされたシザーハンズみたいな男性がアップで歌い出しますが、どうか最後まで聴いていただきたい。

素敵でしょ?
謎に多用されるカッティング奏法、無駄に奇麗なヴァイオリンのメロディー、何故かV系風なメイクをしているドラム。
何一つとっても意味が分かりません。

何よりなんなんだよこの歌詞は。

夜中の2時です お魚のニジマス

キャラメルアートはマキアート

韻の踏み方が余りにも強引すぎるwww
直前の”真夜中の虹だった”が上手いだけに余計落差が目立ちます。
”キャラメルアートはマキアート”も冷静に考えればキャラメル・マキアートなのにキャラメルアートなる謎の芸術が誕生してるし出鱈目すぎる。

この下らなさがなんとも言えず好きなんです。

個人的に好きなのが”精神年齢 実年齢”っていうフレーズの不毛さですね。
(だからどうしたって言うんだ!)と毎回心の中でツッコんでしまいます。

 

ただ、ひとえにただのネタバンドでは片づけられない魅力があるのも事実です。
1番Bメロの

1パーセントの才能と 99パーセントのドレス

とかかなりキレのある表現だと思うし、”東京の雪はわずか”なんて情景描写もオシャレです。
ヴァイオリンの音色と相まって、切ない冬ソングっぽさが出てる気がします。

あとCメロからラスサビへの盛り上がりもいいですよね。
バズーカ連呼からの〇塚連呼、〇aー連呼の意味不(というか意味なし?)な歌詞から意識を外せばすごくキャッチーな歌メロです。

そして一番の盛り上がりの前にバズーカを持ってくるのも素晴らしいです。

雪のように バズーカ

本当ここの盛り上がりが聴いていて気持ちいいですね!
なんだかよくわからない爽やかさがあります。
ネタだけじゃない、楽曲の良さがあるから何回も聴いちゃうんですよねー。

.......何度聴いてもなんでバズーカなのか分からないけど。

 

ダメな一年でしたが、このバンドを知れただけで全てチャラになる気がします(んなわけがない)。
ありがとう!ジョニー大蔵大臣!
そして生きろ!アナーキー吉田!

それでは皆様、夜は温かくして良いお年をお迎えください。