限りない日々の逃走劇

主にtacicaを褒め讃えるためのブログです

フィードバックファイル2(年目)

皆さま、平素より大変お世話になっております。
私事ですが、先日でブログを続けて2年が経ちました。いや~、光陰矢の如し、烏兎怱怱ですね。
せっかくなので、去年同様ちょっと振り返ってみようかしらと。
いつにも増して実のない個人的な記事なので、どうぞお気軽に読んだり読まなかったりしてください。

 

 

さて、ブログを書き始めて早二年という訳で、まずはここまで継続できたことを素直に褒めたいですね。
偉いね~、僕。
買ったサボテンを一週間で枯らすくらいには怠惰な人間なので、二年も習慣を続けられるというのは偉大な進歩です。
ニールアームストロングの気持ちが今ならわかるぜ。

とまぁ涙ぐましい努力アピールは早々に切り上げ、二年目に書いた記事を少し回顧してみましょう。

 

ここ最近の当ブログと言えばヨルシカでした。
去年の中頃あたりから猛烈にハマって、気づけば文学作品とヨルシカの楽曲の感想ばかり書いていたような。感想と名乗りつつ、楽曲についてはほぼ歌詞の解釈だったような。

これは本当にやってよかったなとしみじみ。普段はミステリや大衆小説を読み漁っていた人間なので、純粋に読書の幅が増えたのが嬉しかったですし、それまであまり意識していなかった作家本人への興味も湧いてきて、非常に良い影響を受けました。

その上、楽曲の原作リスペクトが本当に素晴らしくて。
意匠を凝らした言葉選びの数々を拾っていくのが楽しかったです。
作品の空気感が音としてそこにあって、詞に「うんうん、そこだよねぇ」と頷いたり、逆に「そういう受け取り方もあるのか......!」と目を見張ったりして、いや~面白かった!

特に「月に吠える」は朔太郎について調べた甲斐あって、内容が充実した気がします。ヨルシカの「月に吠える」の感想で草木姦淫がどうのこうのって言っている人、中々いないでしょ。
かなりの労力がかかるから、おいそれとはできないけれど、あれくらい真剣に取り組んだ方が作品が血肉になると思うから、またチャレンジしてみたいかな。

 

それ以外で個人的に気に入ってるのは歌詞の”君”についてとやかく言う記事ですねー。
手前味噌ながら着眼点が良かったと思うし、聴いてきた曲を振り返る中で、(あれ?これもそうじゃん!)と再発見があった点も楽しかったです。
音楽を作る人と、それを聴く人。双方の間を結ぶ糸は細く、恋人や家族、友人のような明確な関係性に比べれば、あまりに儚いです。
なのだけれども、曲を聴いている時には確かにそこにあって、何よりも固く強い繋がりを感じさせてくれるのが、音楽自体の凄さなのかなと振り返ってみて思いました。

 

あと、小説の感想ブログを始められたのは非常に良かったですね。かねてからの夢だったので、叶ってとっても嬉しいです。
こっちのブログとの差異について考えたのですが、扱う媒体というよりかは、方向性で差別化しようかなと。
こっちは僕の好きな音楽とか本とかゲームとかの感想や解釈を心ゆくまで、あっちは読書の備忘録的な形で小説の感想を淡々と。前者は対外的に、後者は対内的に。
そんな目的別で続けていけたらいいなと思っています。

実はもう一つ、作品とか関係なしに思ったこと(冬寒すぎて萎えぽよ、三千世界の杉を伐採しろみたいな世迷言)を下書きに貯め込んだブログがあるのですが、多分日の目をみることはないでしょう。
気の迷いで僕が公開したのをどっかで見かけても、知らないフリをしてくださいね。

 

ここからは反省点。
と言っても反省すべきはシンプルに一つです。
文章書くのに時間かかりすぎ問題。

いやもう純粋に文章書くペースが牛歩も牛歩。一か月かけて一記事書くのがいっぱいいっぱいのペースなんすよ。つれぇ。
色々書きたいなーと思っても力量が追い付かなくて、志半ばで倒れていった記事の赤子たちがこのように死屍累々、産声さえ上げぬまま骸の山を築いております。

 

吹き溜まる塵芥

 

推敲で悩んでいるというよりかは、単純に出力のスピードが遅いって感じでして。
「よし!今日はいっぱい書くぞ」と意気込んでみても気づけば何も書かず、ただ流れる雲をぼうと眺めてお茶を呑む、無為閑雅なひとときを過ごし、日が暮れます。うん、ダメ人間だね。

マジ毎日書いている人偉すぎる。本当に同じ時間が流れているのか?亜光速船に乗って地球の周りを移動しながら書いてたりしてない?
爪の垢を煎じて飲みたい......いや、流石に爪の垢は飲みたくないわ。冷静に考えるとこのことわざキモすぎる。

 

悲しいことに、原動力はポジティブなものより、ネガティブなものの方が強いらしく、ここ一年で一番速く文章を書けたのは、某ブログで自分の好きな小説を貶した記事にお気持ち表明の長文コメントを残した時でした。内容も一番自分の気持ちを言葉にできていたかもしれない。むなしいね。

ここからは、本筋から離れた完全な愚痴なのですが、その記事というのが本当に酷くて。僕が好きな作品をけちょんけちょんに貶して、地雷本とかいうよう分からんレッテルを貼っていらしたのですよ。
正直はらわた煮えくりかえりましたが、まぁ、人がどういう感想を抱いて、それを話すのも基本的には自由だろうし、それが許されるからこそ多様な価値観が生まれるのでしょう。
例え読解力の低さに起因する一方的なレッテル貼りだとしても、一人の一意見には違いありません。
それに、僕は悪口なんて言いたくないし。言葉は自分に返ってきますからね。

でも、やっぱ辻村美月の「凍りのくじら」を読んで、「ドラえもんを汚している」なんて感想を抱く思考がどうしても理解できないし、その上作品が好きというだけで病人呼ばわりされたから、黙っていられなかった。
意識の共有において、言語とか文化の違い以上に、致命的な高い壁を感じましたね。価値観自体が遠くかけ離れていて、しかも言葉でこちらを傷つけることを厭わない。そんな人にばかりは、ほんやくコンニャクでも力不足でしょう。
だからと言って、その相手の存在自体まで否定するのは明らかにエゴイズムだし、言い返したら殴り合いになるだけなんだよなぁ。

あくまで感想は主観の範囲にとどめ、自分が良くないと思った作品でも、人の好きまで否定するようなことは決してしない、という意識を今後ブログを書いていく上で、忘れないようにしたいです。

 

はい、くよくよタイムはこれにて終了。
5秒で十分だったのに大分長いこと書いてしまってすみません。

 

とりあえずは、速く書けるよう頑張るくらいしかできることがないですね。
時間を決めて、集中して取り組む。それを努力目標として3年目はやっていきたいです。

あと、最近になって、ほんの少しだけ納得のいく文章が書けるようになってきた気がします。泣くことしかできない赤ちゃんが、漸くはいはいをできるようになったくらいだと思いますが、ちょっとした進歩です。はやく二足歩行がしてぇ。
なので本懐であったtacicaの歌詞解釈の記事を書こうかなと画策しております。
来るtacica結成20周年に向けて、じゃんじゃん布教に手を入れていく所存です。
”主にtacicaを褒め讃えるブログ”と標榜しておいて、最近はヨルシカのことばかり書いているのは内緒の話。

 

さて、見返してみますと去年は1000PV到達と読者2名という壮大な目標を掲げていました。
で、それがどうなったかと言えば、累計4000PVで読者10名と大幅に超えての達成となります。わぁい。
いささかハードルを低く設定しすぎた感はあります。
読者に関しては去年の記事を上げる一時間前に達成してましたからね。掲げる前にすでに達成されている目標の存在意義とは......?

それでも、目標が達成できるというのは良い事に違いありません。
こうしてやっていけるのも、偏にこの場末のブログへ迷い込んだダンガンロンパファンの子羊ちゃんたちと、いつも読んでくださっている貴方のおかげです。本当にありがとうございます。

じゃあ次は10000PV達成だ!!!......って気概があるかというと、そうでもないんですね。
やっぱりこういう目に見える数字を目標にするのは分かりやすいのだけれども、それに囚われると何か大切なものが損なわれる気がしてなりません。

 

ちょっと話逸れますが、この前『向日葵の咲かない夏』に”8億円売れているどんでん返し!”という帯がついているのを書店で目にし、心の中で中指を立てました。
やはり数字を誇るというのは、どこか品がない。てか8億円じゃ足りるわけねぇ!プライスレスなんだよ!小説が人間にもたらす感情は!

まぁ人気作家の傑作を例に出すのはおこがましいにも程がありますが、あまり目先の数字に囚われずにやっていきたい。
それに、一日に5人も見てるなら、割とそれで満足してしまいます。我小市民哉。

ただ、読んでもらう人に喜ばれたいなとは心から願っているので、こんなの書いてほしいみたいなリクエストがあったら大歓迎です!
前述の通り、執筆スピード激遅マンなので、レスポンスが忘れた頃になるやもですが、お気軽にお問い合わせください、コメントで。

 

だいたいこんな感じでしょうか。
実にとりとめのない、私的な文章となりました。読んでくださっていたらすみません。

我ながらようわからんブログですが、のびのび続けていくつもりなので、今後も読んでくださったら幸いです。

 

では。

 

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